認知症家族会みやこ
年々増え続ける認知症は、ここ宮古島でも例外ではありません。
高齢化が進み,社会問題となっている認知症の増加に対する地域環境整備の一環として,全国的には古くから認知症家族の会のネットワークおよびその設立が自然発生的に行われて来ました。沖縄はその中で,家族会のない残る二県のうちの一県です。心身共に疲労困憊の家族の方の事を考えると1日も早くこの家族会の設立が望まれサポート体制作りが急務でありました。このような環境の元,2009年,2010年と「認知症フォーラムin宮古島」を開催することを契機に有志が集まり認知症家族の会設立準備会が立ち上がり,このほどようやく「認知症家族会みやこ」が設立できました。
活動内容
定期家族会
「認知症」と聞いて皆さんは何を思いますか?「認知症」も病気の一つです。
高齢化社会と共に急増する認知症問題。私たちの宮古島でも他人事ではありません。
もしも、大切な人が認知症になってしまったら・・・。どこに相談に行けば?どう向き合っていけば?何をすればいいのでしょう?
認知症に向き合い不安や疲れ感じている皆さん、これから認知症に向き合おうとしている皆さん、また認知症に向き合った経験のある皆さんも、家族会の場で色々な事を知り、話し、お互いの心の疲れを癒しましょう。
もう、一人で抱え込まないで。皆さんの周りには多くの協力者がいます。
家族会は皆さんの協力者であり、皆さんが協力者になれる場所です。
毎月、第2日曜、午後2時から(認知の「に」です。)宮古島保健所敷地内の健康増進センターをお借りして定期的に集まりを持っています。ご家族の方、どなたでも認知症に興味を持たれている方、少しでも協力したって、豊かな生活ができるように支援し合いましょう。
会則
認知症家族会みやこ 会則
(名称)
第1条 本会は「認知症家族会みやこ」と称する。
(会の目的)
第2条 本会は、次の事を目的として定める。
認知症と認知症の方への理解を深める。
認知症の人(本人)と家族への支援(援助)を行う。
認知症の人及びその家族の福祉の増進に寄与する。
認知症の専門的な治療と介護の向上及び福祉の充実を図る。
(事業内容)
第3条 本会は、前項の目的を達成するため、次の事業を行う。
定例会(毎月1回)第2日曜日 Pm2:00~4:00
安堵の場として気が楽になる居場所づくり。
講習会や関係機関への働きかけ。
医療・福祉・社会保険制度等の相談や施設紹介等の援助。
(会員)
第4条 本会の会員は次のとおりとする。
正会員:認知症を抱える家族
準会員:本会の目的、趣旨に賛同し、それぞれの専門的立場から会の運営に協力出来る方
賛助会員:本会の運営を援助する個人・事業所・施設及び関係団体
(入会)
第5条 会員として入会しようとする者は、入会申込書により会長に申し込むものとする。
(有効期間)
第6条 会員の有効期間は、入会の時点から次の10月31日までの期間とする。
(会費)
第7条 会員は、総会の定めるところにより会費を納めるものとする。ただし、会費はこれを返還しないものとする。
2.本会の会計は、会費その他の収入をもって充てるものとし、会費は以下とする。
正会員:3000円
準会員:3000円から
賛助会員:3000円から
3.ただし、事業に係る経費は、その都度徴収出来るものとする。
(退会)
第8条 会員が次の各号のいずれかに該当する場合には、その資格を喪失する。
本人が死亡したとき
本人の退会意思が確認されたとき
更新の申し込みが行われないとき
会の信用を傷つけ、会の不名誉となるような行為をしたとき
(役員)
第9条 本会に次の役員をおく。
会長・・・・1名(正会員)
副会長・・・2名(正会員及び準会員)
会計・・・・1名(正会員及び準会員)
理事・・・・6名
事務局・・・1名
(地区役員)
第10条 本会は、本会の目的達成と、地域における活動に資するため、各地区ごとに役員を置くことができる。
(監事)
第11条 本会に監事を置く。
監事は2名とし、本会の会計を監査する。
(事務局)
第12条 本会は、本会の事務を行うものとして担当の事務局を置く。ただし、初年度はここに置き、次年度からはその都度検討する。
住所:〒906‐0013 宮古島市平良字下里1477-4
TEL:0980―73―3854
FAX:0980-73-3851
(うむやすみゃあす・ん診療所 竹井)
住所:〒906‐0015 宮古島市平良字久貝913−3
TEL:0980-76-2430
FAX:0980-76-2431
(デイサービスはねじ 羽地克也)
(選任)
第13条 会長、副会長、会計、監事は自薦・他薦問わず、総会で承認される。
会長、副会長、会計及び監事は総会において正会員の中から選任する。
理事、事務局は三役の賛同を得て、会長が委嘱することができる。
(職務)
第14条 役員の職務については次のとおりとする。
会長は会を代表し、総会及び役員会を開催する等、会務を総括する。又、会員の求めに応じて、臨時総会を招集できる。
副会長は、会長を補佐し、会長の事故のあるときは、会長があらかじめ指名した順序によって、その職務を執行する。また議事録の作成も行う。
会計は、本会の会計を管理する。
理事は、理事会を構成し、提案された議題を協議する。
事務局は、本会の書記を管理する。
(役員の任期)
第15条 役員の任期は次のとおりとする。
役員の任期は1年とする。ただし、任期満了により時期役員が選任されるまでの間、その職務にとどまらなければならない。
役員は再任できるものとする。
役員に欠員が生じた場合、次の総会において選任する。
(構成)
第16条 総会は、全会員で構成する。
(総会)
第17条 総会は次のとおりとする。
総会は、定期総会及び臨時総会とし、会長が招集する。
総会は、毎年1回開催する。
会長が必要と認める場合には、臨時総会を開催することが出来る。
総会は、委任状も含め会員数の2分の1以上の出席をもって決し、可否同数のときは議長の決するところとする。
(議長)
第18条 総会の議長は、その総会において出席会員の中から選出する。
(決議事項)
第19条 総会は次の事項を決議する。
事業計画及び事業報告に関すること。
予算及び決算の承認に関すること。
会則の改廃に関すること。
役員の選任に関すること。
その他、必要と認められること。
(会計年度)
第20条 本会の会計年度は、10月1日に始まり、翌年の9月30日をもって終わる。ただし、初年度に限り平成22年10月10日から翌年9月30日までとする。
(予算及び決算)
第21条 本会の予算は、総会の決議によりこれを定め、決算は会年度終了後に監事の監査を受け、総会の承認を得るものとする。
(解散)
第22条 本会は、総会において出席者の3分の2以上の同意を得て解散することができる。
付則
本会会則は、平成22年10月10日より施行する。
申し込み方法
所定の用紙がありますので、入会用紙に記入の上、事務局にご連絡ください。
活動記録
〜2010.10.10 ついに産声が、、、
- ついに産声はあがりました。「認知症家族会みやこ」活動開始です。それなりの、難産であり、安産でありました。とにかく、何もないところからの出発です。先は見えませんが、必ずや忍び寄る認知の魔の手から多くの人たちの生活が守れていけば良いかなと思います。多くの方達と連携をとって、良い形になれる事、切に祈ります。
2010年度活動
2010.10.10:設立総会/会則承認・事業計画策定、予算、入会案内、役員選出
- 基調講演「認知症について」ん診療所院長 竹井太
2010.11.14:理事会+定例会+懇親会
- 家族会入会状況報告
- 事務局の確認
- 家族会の広報は→パンフレット作成
- 家族会の役割の確認→はしわたし
2010.12.12:理事会+定例会+懇親会
- 死生観について
- 宮古地区ケアマネ連絡会にて家族会設立および入会説明
2011.01.19:理事会+定例会+懇親会
- Q&A作成→理事1人10個作成
- 認知症のチェック
- 支援団体のピックアップ
- 支援事業所団体とのコラボ
- 認知症に関する図書コーナー
- 認知症フローチャート作成
2011.02.13:理事会+定例会+懇親会
- 家族からの相談頻度の多い事柄
- 2/6・・認知症家族会・MTVサンデートピックで放映
- 2/14・・介護長寿課へ出前講座依頼
- 介護長寿課・地域包括支援センター・美容室
- 働く婦人の家へ認知症家族会名刺・申し込み・会則 資料提供
- 2/22・・宮古島市社会福祉協議会へ表敬訪問(4人)
- 2/25・・県高齢福祉課(仲西さん)へ認知症家族会発足の報告(会則等の資料提供)
2011.03.13:理事会+研修会
- 第1回研修会・・介護長寿課職員「介護保険について」
2011.04.10:理事会+定例会+懇親会
- 研修会参加状況報告
- 研修担当決める・・3人(仲里・宮国・儀保)
- 広報の仕方・・イベント、行政チャンネル、新聞社・宮古TV、ホームページ(竹井)
- 会員を増やすためには
2011.05.08:理事会+定例会+懇親会
- 認知症キャラバンメイトについて
- メイト数・サポータ人数
- 読み合わせテキストの選定
2011.06.12:理事会+定例会+懇親会
- 宮古島市の認知症の実数(資料配布)
- テキスト購入「認知症高齢者在宅介護―家族のやすらぎのためにー」
- 2011.07.10:理事会+定例会+懇親会
- テキスト配布(会員)
- 若年性アルツハイマー病について
- 認知症予防DVD鑑賞(竹井先生監修)
- 2/6宮古テレビサンデートピック(認知症家族会)鑑賞
2011.0.21:理事会+定例会+懇親会
- タクティルケアーの紹介
2011.09.11:理事会+定例会+懇親会
- 認知症の新薬について(竹井先生)
- 認知症について→キャラバンメイトによる
- 第2回研修予定・・「地域包括支援センターの役割」10月
- 9/12 宮古島市地域包括支援センターへ「出前講座」依頼
- 竹井先生へ「健康講演」依頼
- 9/20 宮古島市主任ケアマネ連絡会にて認知症家族会状況説明
2011年度活動
2011.10.14:理事会+定例会+懇親会+第2回認知症家族会設立総会
- 研修会参加への一般への広報・・新聞社・ラジオ等
- 10/6・・総会準備(デイサービス羽地にて)→資料等確認
- 「平成22年度事業報告および収支決算」について
- 「平成23年度事業計画および収支予算」について
- 「役員選出」会長・長浜隆, 副会長・仲里千代子,会計・新里米子
- 第2回研修会「地域包括支援センター」とは 宮古島市地域包括支援センター職員 平良礼子さん
- 基調講演(健康講演)「認知症に関する今後の課題」ん診療所院長 竹井太
2011.11.13:理事会+定例会
- 認知症家族茶話会および懇談会(認知症周辺症状と対応の仕方)
2011.12.11:理事会+定例会
- 認知症家族会みやこの方向性
- →3つの柱で検討
- 1 現認知症家族のサポート
- 2 認知症予防
- 3 若年性認知症
- ・認知症家族会の周知を図るためには
- →街頭での案内(後日→アルツハイマーデ等)
- →パンフレット作成(地域包括と予算折衝)
- ・認知症家族茶話会および懇談会
- (介護保険利用の方法等)
2011.12.11:理事会+定例会
- 認知症家族会の周知を図るためには
- →街頭での案内(後日→アルツハイマーデ等)
- →パンフレット作成(地域包括と予算折衝)
- →各イベントとのタイアップ
- ・認知症診断マュアル作成
- →竹井先生(手帳作成中)
- ・島外(浦添市)研修会参加案内(地域包括支援センター)
- →2/11(土)認知症の人を地域で支える
- 地域づくりセミナー
- パネル展計画→認知症勉強会とのコラボ
- 2/25 働く女性の家
- *各病院へ持って行ける内容
- *家族会から2名参加予定
2012.02.19:理事会+定例会
- ・パネル展について+入会案内(パンフ)の検討
- ・懇談会および茶話会
2012.03.11:理事会+定例会+研修会
- 研修参加報告 2/11(土)地域づくりセミナーIN 浦添(認知症の人を地域で支える)
- 報告者→仲里千代子、宮国とみ子、新里米子
- ・第3回研修会→認知症予防講演会(治る認知症編)
- 講師:竹井 太竹井 太(うむやすみやぁす・ん・診療所)
2012.04.11:理事会+定例会
- ・今後のスケジュール確認
- →5月研修会予定
- *3題予定
- 講師:仲宗根美佐子(宮古島市地域包括支援センター)
- 松原 慶(グループホーム まきや)
- 仲里千代子(認知症家族会副会長)
- *平成23年度事業計画参照
- *「認知症施策総合推進事業」
- 「グループホームとは」
- 「認知症フォーラムに向けて」
- *新聞等へ研修会案内広報
- →NHKフォーラムIN那覇への参加案内 参加:仲里(副会長)
- ・困った事柄(BPSD)への対応の仕方
2012.05.27:理事会+定例会
- ・平成24年度認知症施策総合推進事業
- ・NHKフォーラム
- ・パンフレット配布活動
- ・認知症ケアウォッチ手帳
- ・第4回研修会
- *「23年度認知症施策総合推進事業報告」
- →仲宗根美佐子(宮古島市地域包括支援センター)
- *「認知症フォーラムに向けて」
- →仲里千代子(認知症家族会みやこ副会長)
- *「認知症対応施設紹介」
- →松原 慶 (グループホームまきや)
2012.06.10:理事会+定例会
- ・NHK認知症フォーラムIN那覇@6/3
- →パネラー参加の仲里から参加報告(7/21放映予定)
- ・パンフレット配布活動(9/21)
- →アルツハイマーデーおよびキャンペーンチラシ
- 場所・配置については後日
- ・認知症ケアウォッチ手帳→数名のケアマネ使用中
- ・若年性認知症を支える家族の集い@7/22 琉球大学医学部保険学科棟
- →家族会から羽地参加予定
- *理事会(臨時)→6/28(木)うむやすみぁあす・ん診療所 pm7:00~8:00
- →「認知症の人と家族の会」沖縄支部参加について棟 10月認知症家族会基調講演講師(予定)
- 金武直美(琉球大学老年看護学非常勤講師)
2012.07.08:理事会+定例会
- ・10月研修会について
- ・DVD鑑賞(勉強会):認知症を知る
- 老いと認知症*認知症予防シリーズ(全5巻)医療監修 竹井太
2012.08.12:理事会+定例会
- ・研修参加報告: 若年性認知症家族を支える家族の集い(羽地)
- ・DVD鑑賞(勉強会):認知症を知る 脳の働きと認知症
- ・認知症家族を支える家族との懇談会
- *理事会(臨時)→8/29(水)うむやすみゃあす・ん診療所@20:00〜
- →認知症の人と家族の会 沖縄県支部準備会参加
- →パンフレット配布活動9/21 配布場所・枚数。配置(人)等
- ・クリスティーン来日講演会案内:11/3 @名桜大学
- ・介護の日講演会案内:11/20@浦添市てだこホール
2012.09.09:理事会+定例会
- ・パンフレット配布活動についての再確認
- 配布場所→11か所 時間:16:00~ パンフ準備→包括
- 配布枚数→50~200(配布場所により異なる)
- 人員配置:資料参照 包括・家族会・相談センター
- ・10月認知症家族会みやこ2周年スケジュール
- 基調講演:金武直美
- アイスブレイク(軽運動);和田→30分
- 懇親会
- ・DVD鑑賞(勉強会)認知症の人から学ぶ(クリスティーン・ブライデン講演より)
- 認知症の旅が始まった頃、認知症予防 固定・連鎖因子、老化・遺伝・女性・病気
- ・認知症家族を支える家族との懇談会